中国、金利据え置き 5カ月連続、緩和拡大慎重

 【北京=三塚聖平】中国人民銀行(中央銀行)は21日、事実上の政策金利と位置付ける「ローンプライムレート(貸出基礎金利、LPR)」の1年物を3・85%のままで据え置くと発表した。据え置きは5カ月連続で、個人向け住宅ローン金利と関係する5年物についても4・65%のままで据え置いた。新型コロナウイルスの直撃による景気悪化が落ち着く一方、不動産高騰が指摘されるなど金融緩和の副作用への警戒が強まっている。

 新型コロナの流行に伴う急激な景気悪化を受け、人民銀は企業の資金繰りを支えるため2月と4月にLPRを引き下げた。それにより景気下支えの効果が出たが、不動産市場などには過熱感がみられる。

 中国国家統計局によると、今年1~8月の不動産開発投資は前年同期比4・6%増だった。伸び率は1~7月(3・4%)から広がった。

 LPRは金融機関の貸出金利の目安となるもので、昨年8月に現行の方式を導入している。

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