「『千の風』となって見守って」李登輝氏告別式で安倍前首相がメッセージ

 【台北=矢板明夫】19日に台湾北部、新北市内で行われた李登輝元総統の告別式に、安倍晋三前首相が「日本と台湾の友好親善、台湾の民主主義と発展に多大な貢献をされたことに深い感謝と敬意を表す」とのメッセージを寄せ、日本台湾交流協会台北事務所の泉裕泰代表(大使に相当)が代読した。 

 安倍氏はメッセージで「李登輝元総統の温かい笑顔と力強い握手、そしてその民主主義への強い信念、台湾への揺るぎない愛情と使命感、日本に寄せる温かい期待の言葉は、今も昨日のことのように私の記憶に刻まれています」と李氏を偲(しの)び「これからも『千の風』となって日本と台湾の私たちをやさしく見守ってください」との惜別の言葉を送った。

 告別式には日本から森喜朗元首相や古屋圭司・日華議員懇談会会長、牧島かれん・自民党青年局長らが参列した。李氏の長年の友人、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世も「李氏の精神は永遠に生き続ける」とのビデオメッセージを寄せた。

 蔡英文総統は弔辞で李氏について「素晴らしい政治家で、農業の専門家、そして、哲学者でもあった」と強調したうえで「彼の貢献によって、今の私たちが生活する台湾ができた」と李氏の業績をたたえた。

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