米最高裁のギンズバーグ判事が死去 最高齢のリベラル派 トランプ氏、後任に保守派指名へ

 【ワシントン=黒瀬悦成】米最高裁は18日、最高齢で女性のルース・ギンズバーグ判事が同日、転移性膵臓(すいぞう)がんのためワシントンの自宅で死去したと発表した。87歳。ここ数年、複数回にわたりがんの手術を受け、今年5月から化学治療を受けていた。

 ギンズバーグ氏はリベラル派で、女性の地位向上に積極的に取り組んできた。同氏の死去で、最高裁判事(定員9)の構成はロバーツ長官を含め保守派5人、リベラル派3人となった。

 トランプ大統領は、ギンズバーグ氏の後任に保守派の判事を直ちに指名する見通し。トランプ氏が9日に公表した20人の判事候補には、2016年の前回大統領選でトランプ氏と共和党候補指名を争ったクルーズ上院議員らが含まれている。

 最高裁判事の人事には上院の承認が必要。トランプ政権は、11月の大統領選と同時に行われる上院選で共和党が過半数を失う事態も想定し、後任判事を早期に就任させたい考えだが、民主党の抵抗は必至だ。

 トランプ氏は今後、後任判事の指名承認が大統領選までに間に合わない事態もにらみ、最高裁の「リベラル化阻止」を争点の一つに掲げて保守的な有権者層に対する一層のアピールを図りたい考えだ。

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