中国「11月にも一般向けワクチン接種」 新型コロナで見通し

 【北京=三塚聖平】中国政府の傘下機関で感染症対策を担当する専門家が17日までに、新型コロナウイルスのワクチンについて、一般人の接種に向けた準備が早ければ11月に整うとの見通しを示した。中国当局は、医療従事者らを対象にワクチンの緊急投与を7月下旬から始めており、一般向け接種へと急ピッチで準備を進めている。

 中国疾病予防コントロールセンターの武桂珍(ぶ・けいちん)氏は、14日の国営中央テレビの取材で、一般人のワクチン接種について、「恐らく11月か12月」に始まる見込みだと表明した。現在、中国の複数のワクチン候補製品が臨床試験(治験)で最終の第3段階に入っていると伝えられており、武氏は「第3段階の試験が終われば国内使用は問題ない」と指摘。武氏自身も4月にワクチン接種を受けたと明らかにし、「普段と異なることは全くない」と安全性をアピールした。

 中国は国家の威信をかけ、ワクチン実用化に向けた取り組みを官民一体で急いでいる。また、ワクチン外交も展開しており、王毅(おう・き)国務委員兼外相は12日に行ったカザフスタンのトカエフ大統領との会談で、「ワクチンと医薬品の開発協力を強化したい」と述べた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ