米国務次官が台湾・李登輝元総統の告別式に参列へ 中国反発も

 【ワシントン=黒瀬悦成】米国務省は16日、台湾で19日に行われる李登輝元総統の告別式に、クラック国務次官(経済成長・エネルギー・環境担当)を派遣すると発表した。

 トランプ政権は8月にアザー厚生長官を訪台させている。アザー氏は、1979年に台湾と断交して以降に訪台した米高官としては最高位となる。米政権としては米政府高官の派遣を重ね、台湾への軍事・外交圧力を強める中国に対抗する姿勢を打ち出す考えだ。

 国務省のオルタガス報道官は声明で、クラック氏の派遣に関し、「米国は政治的、経済的な価値を共有する台湾と、その活力ある民主主義体制との強固な連帯を堅持することを通じ、李登輝氏の足跡に敬意を示したい」と表明した。

 クラック氏は、トランプ政権が8月末に設置を表明した米台間の新たな経済対話で米政府の代表を務める予定だ。訪台期間中の「弔問外交」で、台湾の高官らと中国のサプライチェーンからの脱却に向けた経済連携の強化策について話し合う可能性もある。

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