露、ベラルーシ改憲支持 首脳会談で協調確認

 【モスクワ=小野田雄一】ルカシェンコ大統領の6選が発表された大統領選への抗議が続くベラルーシ情勢で、ルカシェンコ氏は14日、ロシア南部ソチを訪問し、プーチン露大統領と会談した。両首脳の直接会談は選挙後初めてで、両氏は協調を確認した。一方、ベラルーシの首都ミンスクでは13日にも5週連続となる大規模デモが発生。インタファクス通信によると、15万人以上が参加し、ミンスクなどで700人以上が拘束された。

 ルカシェンコ氏は、デモ側が求める再選挙を拒否する一方、「大統領権限の移譲・成立後の大統領選の実施」を柱とする憲法改正を提唱し、国民の反発を和らげる方針を取ってきた。

 イタル・タス通信によると、会談でプーチン氏は、こうした方針を「適切だ」と評価。「ベラルーシ国民は国外からの圧力なしで状況を解決すべきだ」と述べ、デモ側を支援する欧米諸国を牽(けん)制(せい)した。15億ドル(約1600億円)の財政支援も表明した。ルカシェンコ氏はロシアの理解と支援に感謝を表明した。

 一方、13日に起きたデモでは、治安部隊は空中への警告射撃や拘束を行い、デモ隊を強制排除した。

 政権側は選挙直後の数日間で6千人以上を拘束した後、一時的に拘束を控えたが、ロシアが政権側への支持を表明して以降は再び強硬化。ここ数週間で1千人以上を拘束した。反体制派陣営が政権移行のために設立した「調整評議会」への圧力も強めている。

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