アフガン民主体制強要せず 米国務長官、タリバン配慮

 ポンペオ米国務長官は12日、カタールの首都ドーハで開かれたアフガニスタン政府と反政府武装勢力タリバンによる恒久停戦と国家体制づくりを目指す協議開始の式典で演説し「米国は他国に、(民主的な)米国の体制を押しつけるようなことはしない」と明言した。イスラム教に基づく体制確立を主張するタリバン側に配慮する姿勢を示したと言える。

 2001年の米中枢同時テロ後に続くアフガンの戦乱は「米史上最長の戦争」。今年11月の米大統領選で再選を目指すトランプ大統領は2期目の公約として「終わりなき戦争の終結と駐留米軍の帰国」を掲げるが、タリバンによる2月の和平合意順守が不可欠となる。

 国務省の発表によると、ポンペオ氏は演説で民主主義は米国に平和と繁栄をもたらしたとする一方で「アフガン史の次章を書くのはあなた方だ」と表明。同時に「女性や部族、少数派の宗教関係者ら全グループの代表と対話するよう促す」とも述べ、旧政権下で女性などを抑圧したタリバンをけん制した。(共同)

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