アフガン政府とタリバンが初の和平協議 米国務長官も参加

 【シンガポール=森浩】アフガニスタン政府とイスラム原理主義勢力タリバンは12日、カタールの首都ドーハで、恒久的な停戦や国家体制のあり方について話し合う初の和平協議を開始した。2001年の米中枢同時テロを受けて始まった戦闘の終結につながるかが注目されるが、双方の主張に隔たりは大きく、難航が予想されている。

 協議の開会式にはポンペオ米国務長官も参加し、「将来的な国家体制はあなた方が決めるものだ。(協議は)将来の世代のためであることを忘れないでほしい」と進展に期待を示した。

 米国とタリバンは2月、米軍の14カ月以内の完全撤収や、アフガン政府とタリバンの協議開始を柱とする和平合意を締結。アフガン政府は協議開始の前提となるタリバン捕虜の解放に消極的だったが、アフガン撤収を外交的成果としたい米国が仲介する形で実現にこぎつけた。

 米軍撤収で後ろ盾を失う形となるアフガン政府は停戦を急ぎたい考えだが、イスラム思想をより反映させた政治体制を求めるタリバンとは立場が大きく隔たっている。協議は今後もドーハで継続される予定だが、長期化する可能性も高い。

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