正恩氏が洪水被災地を再び視察、危機感あらわ

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮中央通信は12日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、豪雨による洪水被害を受けた南西部、黄海北道(ファンヘブクト)銀波(ウンパ)郡大青里(テチョンリ)を再び視察したと報じた。金氏は先月上旬に日本車とみられる車を自ら運転してこの地域を視察し、復旧に軍部隊を投じるよう指示していた。

 この地域一帯は北朝鮮最大の穀倉地帯。金氏は軍による住宅復旧を評価する一方、農作物の被害に憂慮を示した。「農場員らが心を込めて育てた作物を簡単に諦めるな」と述べ、収穫につなげる「闘争」に最後まで打ち込むよう指示した。

 金氏は今月5日には、台風被害を受けた東部地域を視察し、安全対策の不備を叱責。8日の党中央軍事委員会の会議では、経済計画の全面見直しに言及しており、相次ぐ被災地視察は、強い危機感の表れとみられる。

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