米中枢同時テロ19年 トランプ、バイデン両氏が激戦州の墜落現場へ 大統領選を意識

 【ワシントン=黒瀬悦成】日本人24人を含む約3千人が犠牲となった2001年の米中枢同時テロは11日、発生から19年を迎えた。トランプ大統領は犠牲者追悼のため、ハイジャックされたユナイテッド航空93便が墜落した東部ペンシルベニア州シャンクスビルを訪問。11月実施の大統領選の民主党候補、バイデン前副大統領も同日、シャンクスビルの墜落現場を訪れる予定で、両氏による同時訪問は大統領選に向け、地元有権者を意識した側面が強い。

 ペンシルベニア州は、大統領選の行方を左右する激戦州に位置付けられる。2016年の前回大統領選ではトランプ氏が僅差で同州を制した。

 トランプ氏は同時テロを受けて開始された「テロとの戦い」に関し、10日の中西部ミシガン州での演説でイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)のバグダディ容疑者や、イラクなどで米兵殺害に関与したイラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官の殺害を実績として誇示した。

 トランプ氏はまた、イラクとアフガニスタンでの「終わりなき戦争」の終結に向け、中東やアフガンからの米軍撤収を表明。AP通信によると、中央軍のマッケンジー司令官は10日までに、イラク駐留米軍を現在の5200人から今月中に3千人に、アフガン駐留米軍を8600人から11月までに4500人に削減する方針を明らかにした。

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