米大統領選へサイバー攻撃活発化 中、露、イランのハッカー

 【ワシントン=黒瀬悦成】米マイクロソフトは10日、2016年の米大統領選で民主党にサイバー攻撃を仕掛けたロシア軍情報機関傘下のハッカー集団が、今年11月3日実施の米大統領選でも共和、民主両党や利益団体、政治コンサルタントらを標的に攻撃を活発化させていることが分かったと発表した。

 マイクロソフトによると、同社が「ストロンチウム」と名付けたロシアのハッカー集団は、共和党と共和党を顧客とする政治コンサルタント会社や、ジャーマン・マーシャル基金などの米政策研究機関など、米大統領選に直接または間接的に関わっている200以上の団体に連なる関係者のメールのアカウントに侵入するなどした。

 ストロンチウムは、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)傘下のハッカー集団「ファンシーベア」または「APT28」の名称でも知ら、16年大統領選では民主党のクリントン候補陣営のメールをサイバー攻撃で入手し暴露した。

 マイクロソフトによると、同社が「ジルコニウム」と名付けた中国のハッカー集団も民主党候補のバイデン前副大統領の陣営職員の個人メールのアカウントに侵入を図るなどしていたほか、イランのハッカー集団「フォスフォラス」は共和党のトランプ大統領の陣営関係者のコンピューターに侵入しようとした。

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