中国外相、カナダ外相に華為幹部の早期帰国求める

 【北京=三塚聖平】中国の王毅(おう・き)国務委員兼外相は25日、訪問先のローマでカナダのシャンパーニュ外相と会談した。中国外務省の発表によると、王氏は「カナダが中国国民を理由なく拘禁したために、両国関係は深刻な困難に遭遇した」と発言。中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)副会長の孟晩舟(もう・ばんしゅう)被告=保釈中=を逮捕したカナダに中国は猛反発しており、具体名には触れていないものの早期帰国を改めて求めたものとみられる。

 2018年12月にカナダ当局が米国の要請に応じて孟副会長を逮捕後、中国とカナダの関係は悪化している。王氏は「カナダは独立自主の国の態度を示し、できるだけ早く決断を下し、両国関係に影響を与えている主な障害を取り除くよう望む」と述べ、米国と連携するカナダを牽制(けんせい)した。

 カナダ側の発表によると、シャンパーニュ氏は中国で拘束されているカナダ人の元外交官ら男性2人の釈放を求めた。両外相は、ワクチンを含む新型コロナウイルス対策の国際協力の重要性についても議論した。一方、ロイター通信によると、カナダ側は中国による香港問題への対処について反対の立場を示した。

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