米大統領選 トランプ氏政権公約「中国の不公正、徹底的に正す」 バイデン氏と違い鮮明

 【ワシントン=黒瀬悦成】11月の米大統領選での再選を目指す共和党のトランプ大統領の陣営が発表した2期目の政権公約は、中国に対して貿易や雇用、新型コロナウイルス対策などを中心に厳然と対処していく方針を明確に示し、民主党全国大会で中国の脅威について直接言及しなかった同党大統領候補のバイデン前副大統領との違いを鮮明にした。

 政権公約は、トランプ政権が新型コロナ危機に関し、中国が初動の段階で情報を隠蔽(いんぺい)するなどしたせいで米経済が壊滅的な打撃を受けたとの認識に立ち、これを機に中国による長年の「不公正な振る舞い」を徹底的に正していく方針を改めて打ち出すものだ。

 トランプ氏は23日放映されたFOXニュースの番組で「中国ほど米国から金をむしり取った国はない」と非難。米中が1月に結んだ貿易合意の維持にも関心を失っているとの考えを示し、中国が態度を変えないのなら中国とのデカップリング(経済関係の断絶)を「実行する」と明言した。

 トランプ氏はまた、バイデン氏と中国の関係について「バイデン氏は中国に飼われている。バイデン氏が勝てば米国は中国の持ち物になる。だからこそ中国は私に(選挙で)負けてほしいのだ」と強調した。

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