米大統領選 歴代共和政権の70人が「バイデン支持」 元安保高官ら米紙に意見広告

 【ワシントン=黒瀬悦成】歴代の米共和党政権で安全保障政策に関与した元高官ら約70人が、11月3日実施の大統領選で民主党候補に指名されたバイデン前副大統領への支持を表明する意見広告を21日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルに出した。

 意見広告に名を連ねたのは、息子ブッシュ政権で中央情報局(CIA)長官を務めたマイケル・ヘイデン氏、初代国家情報長官のジョン・ネグロポンテ氏、CIAと連邦捜査局(FBI)長官を歴任したウィリアム・ウェブスター氏や、知日派で知られる元国務副長官のリチャード・アーミテージ氏ら。

 意見広告はトランプ大統領について「世界のリーダーとしての米国の役割を著しく傷つけた」「国家的危機下での指導力の欠如を明白にした」「米軍や情報機関、外交官らを侮辱した」などと10の項目について激しく非難し、「バイデン氏が大統領に当選することが米国の利益に最も合致すると確信し、バイデン氏に投票する」と強調した。

 元高官らは「バイデン氏を支援する元共和党安全保障当局者」という名称のグループを結成。21日に専用ウェブサイトも開設し、グループの活動を支える募金を呼びかけている。

 共和党系の反トランプ団体は他にも複数が存在し、「ネバー・トランプ(トランプ氏は絶対に嫌)共和党員」と総称されている。

 ただ、これらの共和党関係者には2016年の前回大統領選でもトランプ氏に投票しなかった者が多く、バイデン氏への追い風になるかは定かでない。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ