米大統領選 ハリス上院議員を副大統領候補に正式指名 「人種超えて団結」訴え

 【ワシントン=平田雄介】11月3日の米大統領選に向け、民主党全国大会は19日、大統領候補のバイデン前副大統領(77)とともに選挙戦に挑む副大統領候補に、ハリス上院議員(55)を正式指名した。

 ハリス氏はオンラインで受諾演説を行い、人種を超えて国が団結する必要性を訴えた。ジャマイカ出身の父とインド出身の母を持つ移民2世のハリス氏は、主要政党初の黒人、南アジア系の女性副大統領候補になった。

 ハリス氏は副大統領候補指名を「何世代も前からの先人の献身的な働きの証」と受け止め、有色人種や女性への差別解消に向けて、多様性や包括性の価値の重要性を訴えた。また、トランプ大統領が新型コロナウイルスへの対応に失敗し「国民の命や生活が犠牲になった」と批判した。

 受諾演説後、バイデン氏がハリス氏のもとに姿をみせ、ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)を保ちながら、互いをたたえた。バイデン氏は20日の最終日に指名受諾演説を行い、トランプ氏打倒に向けて党の団結を促す。

 19日はオバマ前大統領も演説した。自らの政権で副大統領を務めたバイデン氏について「私が重大な決断に迫られたときにいつも最後まで執務室にいた。この国をより良くするための人格と経験を備えている」と紹介。ハリス氏とのコンビには「暗い時代から米国を抜け出させる指導力があると信じてほしい」と呼びかけた。

 ハリス氏は検事出身で西部カリフォルニア州の司法長官などを務めた。西部出身で黒人、南アジア系女性のハリス氏と、東部出身で白人男性のバイデン氏という組み合わせについて、民主党幹部は互いを補完し、米国の多様な有権者を団結させる効果があると期待している。

 民主党大会は19日も、新型コロナ感染予防のため、中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーを拠点に、全米各地をオンラインでつないで開催された。

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