米大統領選 副大統領候補が与える選挙戦への影響 定説は「限定的」だが…

 ■投票行動への影響は?

 しかし、副大統領候補はどれだけ選挙戦に影響を与えるのだろうか。

 米キニピアック大学が6月に全米で行った世論調査では、副大統領候補者について「非常に重視する」が55%、「やや重視する」が33%と関心の高さがうかがえる。

 一方、08年の選挙戦で、「世間で考えられているほどペイリン氏は選挙戦に影響を与えていなかった」との米研究者の報告もあるなど、副大統領候補の影響は限定的との「定説」も存在する。

 フェラーロ氏の娘で映像作家のドナ・ツァッカロ氏は6月、CNNへの寄稿で、各種の調査などから、フェラーロ氏の立候補は「有権者全体の5・3%に影響を与えた」との結果があるとし、「副大統領候補としては史上最多だった」と紹介した。

 ツァッカロ氏は「新型コロナウイルス禍や人種問題の不公正と戦っている今の米国にとってバイデン氏の選択は非常に重要」と女性を副大統領候補に選ぶとバイデン氏が公約していたことを歓迎していた。

 米ラトガーズ大の「米国の女性と政治センター」代表のデビー・ウォルシュ氏は、2018年の中間選挙でさまざまなルーツを持つ女性候補が当選したことを挙げ、「バイデン氏の歴史的な選択は、米政治の将来が従来通りでなくなることのもうひとつの指標だ」とのコメントを出した。  

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