米大統領選 トランプ氏、民主党大会にぶつけ集会 バイデン氏と支持率の差縮まる

 【ワシントン=黒瀬悦成】11月の米大統領選で再選を目指すトランプ大統領は17日、民主党全国大会が開幕した中西部ウィスコンシン州で支持者集会を開き、民主党候補指名が確実なバイデン前副大統領に関し「過激な左派勢力の操り人形だ。社会主義者の『トロイの木馬』だ」と述べて激しく批判した。

 党全国大会の期間中に対立政党の候補が選挙運動を行うのは異例。トランプ氏は集会で、民主党大会がオバマ前大統領のミシェル夫人らによる事前録画された応援演説を配信したことについて「誰がわざわざ録画などで聞きたいと思うか」と一蹴。自らは27日にホワイトハウスから共和党候補の指名受諾演説を生中継で行うと明らかにした。

 トランプ氏はこの日、中西部ミネソタ州内の2カ所でも集会を開き、2期目の公約として新型コロナウイルスで打撃を受けた経済を再建すると表明した。

 また、白人警官による黒人暴行死事件を受けて民主党や左派勢力が警察予算の縮小などを唱えているのに対抗し、「警察は敵ではない。私たちを守る英雄だ」と訴え、「警察再生」を進めていくと強調した。

 ウィスコンシン、ミネソタ両州は選挙の行方を左右する激戦州に位置付けられ、2016年の前回大統領選ではトランプ氏がウィスコンシン州を僅差で制して勝利への道を開いた。

 17日現在の各種世論調査の平均支持率では、トランプ氏はバイデン氏に対し、ウィスコンシンで6・5ポイント差、ミネソタで7ポイント差をつけられている。トランプ氏としては有権者の前に露出を増やして形勢逆転につなげたい考えだ。

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