米大統領選 民主党大会開幕 初のオンライン大会 トランプ氏の再選阻止訴える

 【ワシントン=平田雄介】11月3日実施の米大統領選に向けバイデン前副大統領(77)を民主党候補に正式指名する民主党全国大会が17日、中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーを拠点に開幕した。新型コロナウイルス感染防止のため従来の集会形式を取りやめオンラインで全米中継。オバマ前大統領のミシェル夫人ら同党の大物が共和党のトランプ大統領(74)の再選阻止を訴えた。

 民主党は開幕に当たり(1)新型コロナの流行(2)それに伴う多数の失業(3)白人警官による黒人暴行死事件で注目された人種差別-を「3つの危機」と位置づけた。

 大会は通常、全米から数万人規模が集まり、本選に臨む候補を指名して気勢を上げるが、今回、バイデン氏は地元の東部デラウェア州からリモート参加。新型コロナで影響を受けるあらゆる国民の団結を訴えるため、黒人や性的少数派など多様な党員を各地から中継で「出席」させた。

 また、2016年大統領選でトランプ氏と共和党候補指名を争ったケーシック前オハイオ州知事ら穏健派の同党員4人を登場させ、同党内でのバイデン氏への支持拡大を狙った。

 民主党候補指名を中道派のバイデン氏と争った急進左派のサンダース上院議員も演説し、党内融和を訴えた。ミシェル夫人はこの日の最後に登場し、オバマ氏の下で8年間、副大統領を務めたバイデン氏を「国を危機から抜け出させる現実的な指導者」と紹介する一方、トランプ氏を「間違った大統領」と批判した。

 大会は20日まで4日間で政策綱領の採択は17日から18日に変更された。18日にバイデン氏、19日にカマラ・ハリス上院議員(55)をそれぞれ正副大統領候補に指名し、最終日にバイデン氏が指名受諾演説。共和党は24~27日の全国大会でトランプ氏を候補に指名する。

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