米大統領選 民主党大会開幕へ トランプ氏のコロナ対策批判に重点

 【ワシントン=黒瀬悦成】11月3日の米大統領選に向けバイデン前副大統領(77)を民主党候補に正式指名する民主党全国大会は17~20日の開催期間中、共和党のトランプ大統領(74)による新型コロナウイルス対策への批判を最大の争点としてクローズアップする方針を決めた。バイデン陣営関係者が議会紙ヒルなどに明らかにした。バイデン氏が20日に行う指名受諾演説でも、新型コロナをめぐるトランプ氏批判が中心になるとしている。

 バイデン氏は先週、ツイッターへの投稿で、トランプ氏が新型コロナ対策に関し専門家の意見に耳を傾けないとして問題視し、「私なら最も優秀な専門家と(民主党と共和党の)両党指導部を結集させ、打開策を練る」と強調した。

 バイデン陣営の報道官はヒル紙に「トランプ氏は大統領として現代史上最悪の失敗をした責任を負っている」と指摘し、「事態がこんなに悪化するはずはなかった。そのことを11月3日の投票日まで米国民に訴え続ける」とした。

 バイデン氏は18日に民主党候補に正式指名される。20日の指名受諾演説は、バイデン氏の地元である東部デラウェア州で行われる。

 また、全国大会の事務局は16日、民主党の将来を担う若手政治家らによる恒例の基調演説について、従来のように1人ではなく、計17人が全米各地からネット中継で行うと発表した。

 演説するのは、バイデン氏の副大統領候補に一時取り沙汰された南部ジョージア州のステイシー・エイブラムス元同州下院議員(46)や、連邦下院議員、地方都市の市長など。バイデン氏が高齢であることから、党自体は若返りが進んでいることを強調する狙いがあるとみられる。

 民主党大会は17日に今後の政策指針となる党綱領を採択する。19日にハリス上院議員(55)の副大統領候補への正式指名と指名受託演説が行われる。

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