香港「雨傘」リーダーら民主活動家、迫る警察の手…監視常態化 

 【香港=藤本欣也】香港警察は10日、香港国家安全維持法(国安法)の施行後初めて、香港民主化運動の主要メンバーを逮捕した。国安法制定の狙いは、香港における反中国共産党・反香港政府の活動の摘発にあり、今後、国安法違反による主要な民主活動家の逮捕が続くとみられる。

 2014年の香港民主化運動「雨傘運動」のリーダーだった黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏(23)は同日、「黎智英(ジミー・ライ)氏の逮捕を強く非難する」とのコメントを発表した。「国安法施行後、黎氏とともに逮捕されるだろう」との情報が流れていたのが、国安法を厳しく批判している黄氏だった。

 黄氏と一緒に、雨傘運動を主導した周庭(アグネス・チョウ)氏(23)は9日、会員制交流サイト(SNS)に、「自宅前に男ら3、4人が立っている。交代しながら私の家の写真を撮っているようだ」と投稿した。10日、男たちは消えたという。

 黄氏も、何者かによる監視活動が常態化していて、乗用車とバイクで徹底的に尾行される日もある。

 7月下旬、独立派の活動家が国安法違反容疑で逮捕された際も、直前に何者かに監視・尾行されており、黄氏らは警戒を強めている。

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