台湾に生きる 生活のイロハ、コミックにして出版 茶里さん 

 台湾南部の高雄市に3年前に移住した香港人イラストレーター、茶里さん(26)が7月初め、「台湾に住んでみました」というタイトルのコミックを香港で出版し、話題になっている。中国が6月末、「香港国家安全維持法」を施行したことで、多くの香港人が台湾への移住を考え始めたことが背景にある。

 茶里さんが台湾に移住したのは、2014年に起きた学生らによる民主化要求デモ「雨傘運動」の後のこと。「香港当局の締め付けがだんだん厳しくなり、表現者として息苦しさを感じたようになった」と振り返る。訪れた高雄の自然やゆったりした生活リズムに魅了され、移住を決めた。

 「台湾の人情があふれるところが一番好き」という茶里さん。ただ、最も感動したのは台湾の選挙だ。高雄に来てから市長選、総統選、市長リコールを含めて3回も大きな選挙を自分の目で見た。「有権者は政治を熱く語り合い、自分の考えで政治家を選び、良くないと思ったらやめさせることもできる。本当にうらやましい。私たち香港人が一番欲しいのはこれ」とたたみかけ、目を輝かせた。

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