イランのハメネイ師、イラク首相に「米軍追放を」

 イランの最高指導者ハメネイ師は21日、5月の就任後初めての外遊で同国を訪れたイラクのカディミ首相とテヘランで会談し「米国は腐敗と破壊をもたらす」と強調した上で、イラクが自国内の駐留米軍を追放することに期待すると述べた。ハメネイ師の事務所が発表した。

 イランは中東の駐留米軍の追放を国防政策の柱に据えており、イラクに改めて協力を迫った形。ただ、カディミ氏は会談前のロウハニ大統領との共同記者会見で「内政不干渉の原則に基づいた2国間関係を望む」と発言、イラン側との温度差をにじませた。

 ハメネイ師は会談で、イラク・バグダッドで1月に起きた米軍による革命防衛隊の有力司令官の殺害について「米国はイラクの客人を殺し、この犯罪を公言した。ささいなことではない」と非難した。

 さらに「米国は、自立した強いイラク政府に反対している」と述べ、イラク政府が米国の意のままに動くことを望んでいると主張。イランとの連帯を強化し、米政府にイラク駐留米軍の撤退を求めるよう強く促した。(共同)

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