防衛白書に中国反発「でっちあげ」 “歴史カード”も持ち出す

 【北京=西見由章】中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は14日、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で中国側が一方的な現状変更の試みを執拗(しつよう)に継続しているなどと指摘した日本の防衛白書について、「偏見と虚偽情報に満ち、中国の脅威を煽(あお)り立てており、でっちあげの資料だ」と反発した。日本側に「厳正な申し入れ」を行ったことも明らかにした。

 趙氏は「中国は世界の平和と安定、繁栄の擁護者だ」と主張。「今年は中国人民の抗日戦争と世界反ファシズム戦争の勝利75周年だ。日本は歴史をかがみとし、対立を激化させるのをやめるべきだ」と“歴史カード”を持ち出した。

 また趙氏は、中国による南シナ海における海洋資源権益の主張が完全に違法だとしたポンペオ米国務長官の声明に対して「南シナ海の主権問題について立場をとらないとする米政府の公約に違反する」と批判。

 米政府が台湾に地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を更新するための装備売却方針を示したことに対しても「断固とした反対」を表明し、売却に関連する米ロッキード・マーチン社への制裁方針を明らかにした。

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