ソウル日本大使館前での集会、全面禁止 慰安婦像の一帯も

 【ソウル=名村隆寛】韓国の首都ソウル市の日本大使館前に設置されている慰安婦像の周辺で開かれている集会が、3日から新型コロナウイルスの感染拡大防止を理由に全面的に禁止となった。

 地元のソウル市鍾路(チョンノ)区によると、集会禁止区域には日本大使館と道路を隔てて設置されている慰安婦像の一帯も含まれる。感染症予防法に基づく措置で、現在、「深刻」としている危機警報が解除されるまで禁止となる。違反をすると、集会の主催者や参加者に罰金が科せられる。

 日本大使館前では、元慰安婦の支援団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)が毎週水曜日に、慰安婦問題をめぐり日本政府への抗議集会を続けていた。

 ところが、先月末、保守系の市民団体が像のそばで集会することを警察に申請したため、正義連は2週連続で、近くの別の場所で集会を開いている。しかし、左派の学生団体が像を囲んで違法に座り込み、大使館前は騒動となっていた。

 集会は3日から全面禁止となったが、慰安婦像の周囲ではこの日も、警察の警備の中、学生らが座り込みを続けた。

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