米大統領選 トランプ氏「黒人虐殺の地」批判で選挙集会変更

 【ワシントン=黒瀬悦成】11月3日実施の米大統領選で再選を目指すトランプ大統領は12日、南部オクラホマ州タルサで19日に予定していた約3カ月半ぶりの大規模選挙集会に関し、日程を20日に変更するとツイッターで発表した。

 タルサは1921年に白人住民が黒人を襲撃し数百人が虐殺された事件の現場であるほか、19日は1865年に国内で最後まで残っていた黒人奴隷の解放が宣言された記念日の「ジューンティーンス」であるため、民主党勢力などから日付と場所の設定について「人種対立をあおる意図がある」などとして批判が強まっていた。

 トランプ氏は12日に放映されたFOXニュースとのインタビューで「私の選挙集会は祝祭のようなものだ」と述べ、約3カ月半ぶりの集会を19日にタルサで開くことに「特定の意図はない」と強調。その後、12日夜になって「黒人の支持者や友人からの助言もあり、記念日を尊重して開催日程をずらすことにした」と説明した。

 選挙集会の会場は約1万9千人が収容可能なアリーナ。トランプ氏としてはウイルス危機を克服し経済再開を軌道に乗せつつあるとアピールしたい考えだ。

 ただ、集会で多数の参加者が集まることに関し、国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は12日、ABCテレビの番組で、集会は感染リスクが高く「危険だ」と指摘し、参加者にマスク着用を促した。

 陣営はネット上からの参加申し込みで「感染しても主催者に法的責任を問わない」との免責事項に同意することを求めている。

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