韓国“反日”逆上でGSOMIA破棄再燃!? 勝手に決めた期日理由にWTO提訴手続き再開…「イチャモン外交」に逆戻りか

 日本側の措置はあくまで輸出管理を強化したにすぎず、現に4月の貿易統計によると、韓国向けのフッ化水素の輸出量は514トンで、徐々に回復している。

 韓国政府は輸出管理が強化された3品目について、米国、中国、欧州の製品の使用や外資系企業の投資誘致、韓国企業の生産拡大などの対策を講じ供給の安定化を実質達成できたとも評価している。ならば日本の回答など得る必要もないはずだが、日本の素材がないとやはり困るのか。

 韓国は、裁判の「一審」に当たる紛争処理小委員会(パネル)の設置をWTOに要請する方針だが、「最終審」に当たる上級委員会の欠員で機能不全に陥っている。アゼベド事務局長が8月末での辞任を表明、日米など各国がWTO改革の必要性を求めているのが現状だ。

 元商社マンで朝鮮近現代史研究所所長の松木國俊氏は「一方的に期限を設けて回答を求めるなどあり得ない話だ。韓国が貿易に関して日本の信頼を得ることができず、安全保障上の問題として輸出管理が強化されたのであり、WTOに提訴したところで韓国の勝ち目はない」と語る。

 そこで再び出てきたのがGSOMIA破棄だ。中央日報(日本語電子版)によると、韓国外務省報道官が2日の記者会見で、「輸出規制措置撤回議論の動向に従って(GSOMIA終了も)慎重に検討する予定」と述べたというが、実際は抜くに抜けない竹光だ。

 ドナルド・トランプ米大統領は、先進7カ国首脳会議(G7サミット)の枠組みを拡大し、韓国などを招待する意向を示した。文大統領は「招待に喜んで応じるつもり」と表明しているが、GSOMIAの破棄を持ち出せば米国の逆鱗に触れるのは確実だ。

 前出の松木氏は「米国が対中包囲網を敷く中、韓国は大胆な措置を取ることはできない。日本に対する措置は韓国にある反日感情をあおるためのものに過ぎず、GSOMIAの破棄も韓国にデメリットしかない。筋は通らないと分かっていても振り上げたこぶしを収めることができず、今回の措置を取ることになったのだろう」と推測する。

 「イチャモン外交」に逆戻りか。

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