疑惑を全面否定 慰安婦支援団体の前代表の尹氏が釈明の会見 明日から国会議員に

 【ソウル=名村隆寛】韓国の元慰安婦支援団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)における不正な会計や寄付金の流用など、複数の疑惑が指摘された正義連の前理事長、尹美香(ユン・ミヒャン)氏(55)は29日、ソウルの韓国国会で記者会見し、自身の疑惑を全面的に否定した。

 尹氏や正義連をめぐっては元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)さん(91)が今月、2回にわたり会見し「(元慰安婦のための)募金がどこに使われているか分からない」などと異議を唱えていた。

 一方、尹氏は募金など後援金を複数の個人口座に入金していたことは認めたが「個人的に使っていない」と釈明し、元慰安婦に支給していないとの疑惑を「事実ではない」と否定した。

 疑惑は募金・寄付金の使途や施設の売買、不明朗な飲食費の会計記録や、元慰安婦が設立した奨学金の活動家仲間の子弟らに対する優先給付などまで広がっている。尹氏らは横領や背任などの容疑で市民団体の告発を受け、検察が捜査を進めている。

 尹氏は「国民が十分だと判断するまで一つの疑惑もなく明らかにする」としつつも、「捜査を控え(会見では)全てを話せない」と述べた。

 尹氏は4月の総選挙で左派系与党「共に民主党」の系列政党から比例代表で当選しており、30日に国会議員としての任期がスタートする。今週発表された世論調査では、回答者の約7割が尹氏の議員就任に否定的だが、尹氏は議員就任辞退の意向を示していない。

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