トランプ氏、医学根拠ない治療法で逆風 批判的な質問には「中国に聞け」と逆上

【アメリカを読む】

 トランプ米大統領が、3月以降ほぼ毎日実施してきた新型コロナウイルス対策の定例記者会見。11月の大統領選に向けて「戦時大統領」ぶりを誇示してきたが、治療法などをめぐって不適切発言を連発したことで大きな逆風を受け、取りやめられた。果たしてトランプ氏が推奨した治療法とは…。(ワシントン 住井亨介)

消毒液を体内に?

 会見の見直しのきっかけとなったのは、4月23日の記者会見での発言だった。

 会見では国土安全保障省の高官が、新型コロナが高温や高湿度、太陽光に弱く、消毒液などがウイルス撃退に効果があるとする研究成果を紹介した。

 研究は消毒液の体内摂取を想定したものではなかったが、トランプ氏は「消毒液を体内に注射するのはどうなのか」などと提案したのだ。

 会見に同席したバークス調整官には「それは治療ではない」と一蹴されてしまったものの、トランプ氏の「治療法」をめぐっては大きな騒動となった。

 東部メリーランド州の危機管理局はツイッターで「新型コロナと消毒液に関して問い合わせを何件も受けた」と発信し、同局は体内に入れないように注意を呼びかけた。

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