韓国でも多発…新型コロナ“再陽性”の恐怖! 外出制限解除に影響も

 新型コロナウイルスをめぐり、ここにきて新たな謎が浮上している。一度感染した人が、隔離を解除された後に、再び陽性となる事例がいくつも確認されているのだ。特に韓国では160人を超える人の再陽性が確認されている。世界保健機関(WHO)も、回復した感染者がどの程度免疫を持っているかは不明との見解を示しており、外出制限や自粛期間が長期化する恐れもある。

 韓国の聯合ニュースによると、新型コロナウイルスに感染し隔離が解除された後、再び陽性と判定された人が中央防疫対策本部の17日時点の統計で計163人になったという。これまでに隔離解除された7829人のうち2・1%が再陽性になっている。

 20代の再陽性が38人と最も多く、50代、30代が続いたとしている。再陽性者のうち137人を調査した結果、61人が軽い症状だった。

 再陽性者の多さに「ウイルス変異の可能性に注目」という見出しで伝えているメディアもある。

 日本もひとごとではなく、福岡で14日に初の再陽性者が確認されたほか、北海道でも3人の再陽性者が確認されている。

 13日に記者会見したWHOの感染症の専門家、ファンケルクホーフェ氏は、新型コロナウイルスの感染者が回復後に免疫がつくかどうかについて「現時点で完全に把握することができていない」との見方を示した。

 回復した患者の中で新型コロナに対する強い抗体反応を示した人と示さなかった人に分かれたといい、さらなる回復者のデータ収集・解析を急ぐ。

 一般的にはウイルスに感染後、回復した人は体内に抗体が作られて免疫を獲得し、再び感染しても陽性になりにくいとされる。しかし、一定の割合で再陽性となるケースが出る場合、外出制限などの早期解除は困難になる可能性がある。

 帝京大学アジア国際感染症制御研究所の鈴木和男教授は、再陽性の可能性について「一般論としてウイルスには、免疫を作りやすいものも作りにくいものも存在する。韓国では多いようだが、もう少し経緯を見なければ、新型コロナウイルスの再陽性が多いといえるかどうかは分からない」と話す。

 国内外で進められているワクチンの開発にも影響するのか。

 前出の鈴木氏は、「ワクチンはある意味で疑似感染のようなもので、開発するうえでも再陽性者の例を注視する必要があるだろう」と指摘した。

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