インドが3週間ロックダウンに突入 全土封鎖、13億人生活に影響

 【シンガポール=森浩】インドは25日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、全国的なロックダウン(都市封鎖)に入った。政府が全土を封鎖し、原則として国民の外出を禁止。封鎖は21日間実施される予定だ。

 約13億人の生活が制限されることになり、混乱が予想される。医療体制な脆弱(ぜいじゃく)なインドは、爆発的な感染拡大の恐れがあり、モディ政権は厳しい措置に踏み込むことを決めた。

 モディ首相は24日夜の演説で「あなたとあなたの家族を守るために不可欠だ」と述べ、国民に外出を控えるよう呼びかけた。食料品、ガソリンスタンド、銀行などの生活に必要なサービスは開業を認め、国民も利用できるとしている。既にほとんどの国際線と国内線の運航のほか、鉄道や地下鉄の運行も停止されている。

 モディ氏は演説で「封鎖のために国は経済的な犠牲を払わなければならないだろうが、戦いのために必要な一歩だ」と話し、理解と団結を求めた。

 最大の課題は、13億人の国民が外出禁止を徹底できるかだ。政府は22日から主要都市で外出禁止を実施しているが、それでも外出する人は後を絶たない。地元英字紙インディアン・エクスプレス(電子版)は「21日間は長い。当局と国民がモディ首相のメッセージを理解し、いかに実行に移すかが課題だ」と指摘した。

 インドでは24日時点で、562人の感染が確認され、11人が死亡している。

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