米大統領選 サンダース氏、大票田カリフォルニアで中南米系に浸透

 【ロサンゼルス=上塚真由】米大統領選に向けた民主党候補指名争いの序盤戦最大のヤマ場となる3日の「スーパーチューズデー」で、注目される州の一つが全米人口最多の大票田、西部カリフォルニア州だ。同州の人口の約4割を占めるヒスパニック(中南米系)から高い支持を得る急進左派のサンダース上院議員(78)が優勢で、対抗する穏健派候補らがサンダース氏の独走を阻止できるかが焦点となっている。

 民主党の指名獲得には3979人の代議員の過半数を得なければならないが、同州は415人と約1割を占める。2016年の前回同州予備選は終盤の6月に実施。当時はクリントン元国務長官の指名獲得が確実視されており、候補者が資金集めパーティーのためだけに訪れ、「現金自動預払機(ATM)」とも揶揄(やゆ)された。だが、今回は指名獲得の流れをつくる重要州に位置付けられる。

 同州で際立つのは、サンダース陣営の徹底した組織戦術だ。州内20カ所以上に選挙事務所を設置。多様な人種に対応できるよう英語、スペイン語のほか中国語、韓国語など計6カ国語の選挙マニュアルを用意し、これまでに延べ650万人が電話作戦や戸別訪問に参加したという。

 中でも活発なのは中南米系の支持者だ。中南米系の人口が8割を占めるロサンゼルス東部地区にある選挙事務所には2日、大勢のボランティアが訪れ、スマートフォンの専用アプリを活用し、投票先を決めていない有権者のもとに最後のお願いに回った。

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