米大統領選 スーパーチューズデー3日に実施 サンダース氏とバイデン氏の対決の行方は ワシントン支局長 黒瀬悦成

 【ワシントン=黒瀬悦成】11月の米大統領選挙に向けた民主党の候補指名争いの最大の山場である「スーパーチューズデー」が3日実施される。全米14州などで予備選・党員集会が一斉に行われ、緒戦で先頭走者としての立場を固めつつある急進左派のサンダース上院議員(78)がこのまま候補指名への道筋をつけるのか、中道穏健派のバイデン前副大統領(77)が形成逆転の契機をつかめるかが注目される。

 指名争いでは、中道穏健派のブティジェッジ前サウスベンド市長(38)が1日に撤退を表明したため、3日はサンダース氏対バイデン氏の対決が注目を集める可能性が高い。

 議会民主党の指導部などは、急進左派のサンダース氏がこのまま勢いをつけていくことに危機感を募らせている。しかし、中道系候補ではブルームバーグ前ニューヨーク市長(78)がスーパーチューズデーから本格参戦するほか、クロブシャー上院議員(59)も依然として戦線にとどまるなど、中道派の同党支持者の票が分散し、サンダース氏に有利となる恐れは解消されていない。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」がまとめた全米世論調査の平均支持率では、サンダース氏は29・6%でバイデン氏18・8%に10ポイント以上の差をつけている。

 また、14州のうち全米最大の人口を抱える西部カリフォルニア州や、南部のテキサスやバージニアなどの重要州でいずれもサンダース氏がリードしている。

 これに対し、バイデン氏は2月29日の南部サウスカロライナ州予備選で大勝し、黒人の圧倒的な支持があることを見せつけた。

 バイデン氏は1日、FOXニュースの報道番組で同州での結果について「民主党支持者が社会主義者(のサンダース氏)や元共和党員(のブルームバーグ氏)ではなく、(生粋の)民主党員の大統領を求めている表れだ」と手応えを強調した。

 バイデン氏は「2月に1800万ドル(19億4160万円)の政治献金を集めた。(サウスカロライナでの勝利で)一晩で500万ドルが集まった」と明かした。しかし、サンダース陣営は1日、2月の政治献金額が計4650万ドルに上ったと発表しており、資金力ではサンダース氏に軍配が上がっている。

 一方、ブルームバーグ氏は序盤4州での予備選・党員集会に参加せず、「スーパーチューズデーに勝負をかける」としたが、全国平均支持率が16・4%にとどまるほか、各州で支持が伸び悩んでいる。

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