WHOが新型コロナウイルスの名称を「COVID-19」に 18カ月以内にワクチン

 【ジュネーブ=板東和正】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は11日、新型コロナウイルスに関する専門家会合に合わせてスイス・ジュネーブのWHO本部で行った記者会見で、「新型肺炎の最初のワクチンは18カ月以内に準備できる可能性がある」と明らかにした。また、新型肺炎の感染による病状を「COVID-19」と名付けたと発表した。

 病状の名称は、「コロナウイルス病」の英語を略した「COVID」と感染が報告された2019年を組み合わせた。WHOは1月30日、暫定的に「2019年新型コロナウイルス急性呼吸器病」と名付けていた。

 病状の名称をめぐっては、感染の中心地である中国湖北省武漢市の名前から、一部のメディアは「武漢ウイルス」と報じていた。しかし、WHOは風評被害を避けるため、近年は地名、動物名、人名、組織名などの使用を避ける方針をとっているという。

 専門家会合は12日までで、世界各国から約400人が参加。ウイルスの発生源究明のほか、ワクチンや治療薬の開発に向けた行程表(ロードマップ)策定に関する協議を行っている。

 テドロス氏は11日、新型肺炎の感染拡大について「政治、経済、社会面での大混乱を、テロよりも強く引き起こす」と強調。「人類最大の敵だ」として各国が協力して対応することを求めた。

 会合には「一つの中国」原則を掲げる中国の妨害でWHOに加盟していない台湾もオンライン参加し、議論に加わる。米国が3~8日のWHO執行理事会で台湾との連携を呼び掛け、日本なども台湾のWHO参加に支持を表明していた。

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