トランプ大統領のクビに懸賞金! 米、イラン司令官殺害で長い“非対称戦”に突入か

 【緊迫する世界】米民主党が、11月の大統領選に向けた候補指名争いの初戦、アイオワ州の党員集会で集計が遅れる大失態を演じた一方、共和党の指名が確実視されているドナルド・トランプ大統領は外交でも優勢を保っている。

 中国の習近平国家主席が新型肺炎で苦境に陥ったのを見て、ほくそ笑んでいるのではないか。米軍によるイラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のガーセム・ソレイマニ司令官の殺害は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長への警告にもなった。

 ただ、ソレイマニ氏殺害の影響を軽視していいのかは、疑問だ。

 確かに、ソレイマニ氏は、米国や有志連合の要員の死亡・負傷に関与したとされる「テロの首謀者」だが、イランの軍事指導者であり、同国の英雄であり、最高指導者のハメネイ師が最も信頼する人物だった。ソレイマニ氏の葬儀(1月7日)では、ハメネイ師が涙を流した。

 AFP通信は1月21日、半国営イラン学生通信(ISNA)の報道として、イランの国会議員、アフマド・ハムゼ氏が同日、トランプ氏を殺害すれば300万ドル(約3億3000万円)の懸賞金を出すと発表したことを伝えた。

 イスラムでは、あだ討ちは基本的に禁止されているが、ハメネイ師の報復宣言があれば合法となる。

 ハメネイ師は現在、「喪」に服している。殺害はともかく、イランはこれから先、じっくりと時間をかけてトランプ氏や米国に復讐(ふくしゅう)をするに違いない。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ