中国物価が8年3カ月ぶり高水準 1月は5・4%上昇

 【北京=三塚聖平】中国国家統計局が10日発表した1月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比5・4%上昇した。上昇幅は2011年10月(5・5%)以来、8年3カ月ぶりの高水準だった。アフリカ豚熱(ASF)の感染拡大による豚肉価格の高騰に加え、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染が広がって物流網が停滞したことが響いた。

 統計局は「主に春節と新型コロナウイルスによる肺炎による影響」と分析している。新型肺炎の拡大は2月に入って深刻さを増しており、今後どこまで中国経済に与える影響を広げるか注視される。

 発表によると、CPIの上昇幅は19年12月(4・5%)から0・9ポイント拡大した。豚肉価格は前年同月比で116%上昇し、これだけでCPIを2・76ポイント押し上げている。春節前に豚肉の需要が高まったとみられる。野菜も約17%上昇しており、食品全体の上昇率は2割を超えている。

 一方、同日発表された20年1月の工業品卸売物価指数(PPI)は、前年同月比で0・1%上昇した。プラスを回復するのは8カ月ぶりとなる。

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