米中首脳が新型肺炎めぐり電話で会談 トランプ氏「冷静な態度で対応」

 【北京=西見由章】中国の習近平国家主席は7日、トランプ米大統領と電話会談し、新型コロナウイルスの感染抑制に向けた取り組みについて「徐々に成果が出ている」との認識を示した上で「われわれには感染との戦いに勝利する自信と能力が完全にある」と述べ、「中国経済が長期的に発展する趨勢(すうせい)は変わらない」と強調した。トランプ氏は「米側は中国経済の発展を信じている。冷静な態度で感染に対応していく」と語った。国営中央テレビが伝えた。

 また両氏は米中両政府が先月15日に署名した「第1段階」の貿易協定を履行していくことで一致した。

 習氏は「われわれは最も全面的で厳格な措置をとり、感染を予防・抑制する人民戦争を始めた」と言及。トランプ氏が中国側の取り組みを高く評価しているとして「称賛」し、米国社会による物資の援助に感謝の意を示した。

 一方で習氏は、世界保健機関(WHO)が関係国に過剰反応しないよう呼び掛けているとした上で「米国が冷静に感染状況を判断し、対応措置を合理的に決定・調整するよう希望する」とくぎを刺した。

 中国外務省はこれまで、米政府による中国全土への渡航中止勧告や中国からの入国制限措置について「不断にパニックを拡散し、率先して悪い前例をつくっている」と批判していた。

 中国外務省の発表によると、トランプ氏は習氏との電話会談で、中国側が湖北省武漢市に極めて短時間で病院を新設したとして「優れた対応能力を示した」と称賛。「習主席の指導の下、中国人民が感染との戦いに必ず勝利できると信じている」と述べた。

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