米大統領選 アイオワ優勢のブティジェッジ氏「無名候補がレースの先頭に」

 【カンザスシティー(米中西部ミズーリ州)=上塚真由】米大統領選の民主党候補指名争いの初戦、アイオワ州党員集会から一夜明けた4日、各候補は、第2戦の予備選が11日に実施される東部ニューハンプシャー州に入り、集会を重ねた。現職上院議員の候補もワシントンでのトランプ米大統領の一般教書演説を欠席して同州入り。トランプ氏への対決姿勢を鮮明にした。

 アイオワ州の中間集計で優勢とされるブティジェッジ・中西部インディアナ州サウスベンド前市長(38)は4日午後、ニューハンプシャー州で集会し、「1年前に選挙活動を始めたときはスタッフは4人、知名度もお金もなく大きなアイデアだけあった候補が、レースの先頭にいる」とアピールした。

 国政経験がなく無名だったが、現実路線の経済・外交政策を幅広い層が支持。有力候補に70代の高齢者が多い中、史上最年少で、同性愛者を公表。アイオワ州党員集会で勢いづき、ニューハンプシャー州の支持率もじわりと上がっている。

 アイオワ州でブティジェッジ氏と激しく競り合う急進左派のサンダース上院議員(78)は、ニューハンプシャー州での世論調査で他候補を引き離す。4日には同州で一般教書演説への反論会見を開き、「トランプ政権下で好景気を感じているのは富裕層だけだ」と批判。左派のウォーレン上院議員(70)は同州での集会で、アイオワ州党員集会の結果に「失望していない」と強調。ブティジェッジ、サンダース両氏との「三つどもえの戦いだった」と振り返った。

 中間集計とはいえ4位にとどまる本命候補、バイデン前副大統領(77)はニューハンプシャー州での集会に出席した。記者団に「重要なのは最初の4州だ」と強調し、第3戦の西部ネバダ州や、同氏の支持基盤の黒人層が多い第4戦の南部サウスカロライナ州で巻き返す決意を示した。

 出馬表明が遅れ、3月に参戦するブルームバーグ・ニューヨーク前市長(77)は4日、テレビ広告を従来の2倍に増やすことを決めた。巨額の資金投入で選挙戦は過熱しそうだ。

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