火山噴火で4万4千人避難 フィリピン

 【シンガポール支局】フィリピンの首都マニラ南方のタール火山(標高311メートル)の火口付近で12日、水蒸気爆発とみられる大規模噴火が発生。周辺に大量の火山灰が降り、15日までに約4万4千人が避難した。ロイター通信が伝えた。噴煙や火山性地震が続発していることから、影響が長期化する恐れが出ている。

 ロイターによると、岩石やマグマが飛来するなどの恐れがあるとして、火口から半径14キロ圏内が「危険区域」に指定された。

 火口の北東約20キロにあるサント・トマス市内の大学には14日、1100人以上が体育館や教室に避難。大量の火山灰は危険区域内の建物を押しつぶす恐れがあり、ゴンザレスさん(52)は「帰る家があるかどうかも分からない」と話した。

 タール火山は湖に囲まれた観光名所。12日の大規模噴火では最大で高さ1万5千メートルの噴煙が観測された。

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