金正恩氏、悪夢の「正恩斬首作戦」動画公開に衝撃!? “イランの英雄”殺害で米特殊部隊の遂行能力に震撼

 クーデター首謀者となりうる各分野の幹部の大部分を、正恩氏の目の前に長期間集結させ監視したわけだから、もしクーデターがひそかに計画されていたとしても実行は困難だった。しかもテレビ放映による自身の「新年の辞」は見送り、年末の党中央委員会総会の「結果報告」という形でお茶を濁した。

 かといって米国を刺激しないように強硬路線を「調整」すれば、経済制裁で疲弊している国内の不満は抑えきれない。12月22日には国連制裁による出稼ぎ労働者の帰国期限が到来したが、色々な抜け道を模索しているようだ。いずれにせよ、これまでよりも外貨収入が減ることは避けられない。

 「内憂外患」の正恩氏を震え上がらせたと思われるのが、イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官が今年1月3日にイラクのバグダッドで米軍の空爆によって死亡した事件である。ソレイマニ司令官が斬首されたのは、ドナルド・トランプ大統領がイランと戦争を行いたいからではない。イラクという米国の核心的利益にイランが手を出していることに対する警告だ。

 1990年のイラクのクウェート侵攻をきっかけに、91年1月17日にイラクを空爆した湾岸戦争は米国の完勝だったが、4月6日に正式に停戦合意を行って、イラクのサダム・フセイン政権を温存させた。今となれば、このジョージ・ブッシュ(父)大統領の判断が賢明だったことが分かる。

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