金正恩氏「長い闘争を決心」 北総会が異例の4日目突入

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮中央通信は31日、朝鮮労働党中央委員会総会の3日目の会議が12月30日に開かれ、金正恩(キム・ジョンウン)党委員長が3日連続となる報告を行い、終えたと報じた。金氏は、国の自主権と安全を徹底的に保障するための「積極的で攻勢的な政治・外交および軍事的対応措置を準備する」ことに関して方策を表明した。

 会議は続くと伝えており、31日まで年末の4日間を費やす異例の長期総会となるもようだ。議題の決定書草案や重要文書の検討に入ったとしており、31日には会議の結果を受けた決定書が作成される見通しだ。

 非核化などをめぐる米朝交渉が滞り、金氏が一方的に交渉期限を年末と区切る中、翌日の1月1日に予定される施政方針に当たる「新年の辞」読み上げで、金氏自ら対米方針を含む外交や軍事、経済分野など全般にわたる新たな路線が示されるとみられている。

 注目される外交や軍事的措置については「準備」としていることから大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射など即挑発に乗り出すより、核抑止力の強化を宣言するなどし、米側の出方を試すといった見方もある。

 党の事業や国家建設、経済発展、武力建設に関する金氏の総合的報告は7時間に及び、金氏は「人民が良い暮らしを送るため、党は再び厳しくも長い闘争を決心した」とした上で、社会主義強国建設の「勝利」を呼び掛けて報告を終えた。全参加者は、金氏の報告に全幅の支持を表明した。

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