なぜ狂信的に日本を憎悪し侮蔑するのか…韓国を亡国へ導く「反日種族主義」

 【回顧2019】

 ■朝鮮近現代史研究所所長・松木國俊氏

 昨年10月末、韓国最高裁が国際法を無視し、新日鉄住金(現日本製鉄)へ「元徴用工」への補償金支払いを命じて以来、韓国の暴走はとどまるところを知らない。韓国海軍駆逐艦は海上自衛隊哨戒機に射撃用レーダーを照射し、日本側の抗議に対して「低空威嚇飛行への対応」と答えた。自衛隊はすでに「敵軍」なのだ。

 韓国国会の文喜相(ムン・ヒサン)議長は、昭和天皇を「戦犯の主犯」と呼び、天皇陛下(現上皇さま)謝罪を要求して、日本人の心の琴線をズタズタにした。さらに、福島原発事故での放射能被害を世界に向かって過大に吹聴した。日本の弱みを突いたつもりだろうが、風評被害と必死に戦っている福島県民を地獄に落とす所業は、人道上許されるはずがない。

 旭日旗への侮辱も度を越している。海上自衛隊員が最も誇りとする旭日旗を「憎悪の旗だ」と、韓国政府が公式ツイッターで投稿した。

 年初来、韓国の日本に対する非礼と侮辱の数々は、どれ一つとっても昔なら戦争につながっただろう。

 一体なぜ彼らは、これほど狂信的に日本を憎悪し侮蔑するのだろう。

 その答えは、今年7月に韓国で発刊された、ソウル大学名誉教授の李栄薫(イ・ヨンフン)氏編著による『反日種族主義』が明らかにしている。この本によれば、韓国人の反日意識は戦後、韓国政府が国をまとめるために、歴史を歪曲(わいきょく)して日本への「恨み」を国民に植え付けたことに由来する。

 韓国における反日感情は、近代社会の進歩につながる健全な民族主義とは次元の違う「根拠のない憎悪」であり、昔から韓国に伝わる非科学的なシャーマニズムのレベルに過ぎない。それは弱肉強食時代の人間が持つ敵対種族に対する無条件で絶対的敵対感情であり、「反日種族主義」というべきものである。

 なるほど、それなら日本人が相手なら、約束を破ろうがウソをつこうが良心的呵責(かしゃく)を覚えるはずがない。ゴールポストもありはしない。「行け行け、どんどん」で日本を潰すまで押してくるだけだ。

 日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)騒動や、文在寅(ムン・ジェイン)大統領側近の「中国の核の傘に入ってはどうか」という発言からも、米韓同盟を解消して南北合体し、中国の庇護下に入ろうとする文政権の本音が見えてきた。これから文政権は日米韓の協力体制を壊すために、「反日種族主義」を最大限に利用するだろう。

 一方、韓国の保守勢力の間では「南北赤化統一」への危機感が増大し、反文政権のデモが活発化している。高校生の中には教師の反日教育に反発する動きも出てきた。

 来年は4月に総選挙も控えている。ここで日本が文政権と妥協すれば保守派ははしごを外されて完敗する。韓国国民を危うい「反日種族主義」から覚醒させ、日本人の名誉と誇りを守るためにも、日本は厳然とした対応を貫き、反日文政権に1ミリも譲ってはならない。

 ■松木國俊(まつき・くにとし) 朝鮮近現代史研究所所長。1950年、熊本県生まれ。73年、慶応大学を卒業し、豊田通商に入社。直後から韓国担当を務め、80~84年、ソウル事務所に駐在する。秘書室次長、機械部次長を経て、2000年に退社。松木商事を設立する。韓国問題を長く研究しており、「慰安婦の真実国民運動」前幹事長。著書に『こうして捏造された韓国「千年の恨み」』(ワック)、『日本が忘れ韓国が隠したがる 本当は素晴らしかった韓国の歴史』(ハート出版)など。

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