「反日ポスターを持たされ行事に参加」韓国の公立高校で偏向政治教育か? 生徒「思想の自由を奪っている」と被害訴え

 「反日ポスターを持たされ行事に参加」「政権批判をしたら侮辱的な言葉を浴びせられる」など、韓国の公立高校であまりに偏った政治教育が行われているとして、生徒たちが「思想の自由を奪っている」と被害を訴えた。韓国の教育の問題点はこれまでも指摘されているが、専門家は「(学生たちは)ねじ伏せられることになる」と悲観的だ。

 戦慄の政治教育が明らかとなったのは、ソウル市にある仁憲(インホン)高校。一部の在学生がフェイスブック上で「仁憲高校学生守護連合」という団体名で被害を訴えた。学生団体は学内での厳しい統制や生活記録簿に低評価を付けられるなどしたという。

 朝鮮日報(日本語電子版)によると、授業中、行事で使用する「反日」や「日本製品不買」のスローガンが書かれた横断幕の制作を教師に指示されたり、朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の経済政策を評価すると、保守派を侮辱する意味の「イルベ」などと罵倒されたりしたという。さらには法相を辞任したチョ・グク氏をめぐる疑惑を「事実の可能性が高い」と意見すると、教師から「犬、豚」と罵声を浴びるなどの例が紹介されている。

 もはや教育とはいいがたい内容だが、韓国事情に詳しいジャーナリストの室谷克実氏は「驚かない」と言い切る。

 「反日教育といえば教科書が有名だが、実はそれ以上に教員による指導が問題だ。韓国が日本を空襲する絵を描かせたり、慰安婦像のある大使館前に子供たちを連れて行くなど、日本ではあり得ないことが起こっている。韓国の教員はそうした主張を教え込むことに悪気がなく、今回の報道も氷山の一角に過ぎない」

 前出の学生団体は、記者会見などで学校の現状を訴えているが、学校側は「全くの事実無根」として通常の教育課程の一環だと主張している。

 室谷氏は「反日やリベラル教育はどこの高校でも存在し、メディアが取り上げること自体が珍しい。学生団体が訴えたソウル市教育庁は現場以上に反日意識は強いので、将来的に、訴えはねじ伏せられることになるだろう」と話す。

 受験戦争が激しい韓国では、11月に日本の大学入試センター試験に当たる大学修学能力試験が行われる。反日教育が受験の妨げにならなければよいのだが。

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