「まもなく越境」とトルコ政府 軍用車集結 シリア侵攻へ

 【カイロ=佐藤貴生】シリア北部への軍事侵攻の準備を進めているトルコの政府高官は9日、同国軍が「まもなくシリアとの国境を越える」とツイッターに投稿した。トルコ側国境周辺では8日夜も多数の軍用車が集結する様子が目撃されており、緊張が高まっている。

 トルコは、シリアのクルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)について、トルコ内で独立を掲げる非合法クルド人武装組織と一体だとして敵視。シリア側国境周辺に「安全地帯」を設置する方針だが、侵攻すれば大規模戦闘に発展するとの懸念が高い。

 一方、トランプ米大統領はツイッターで、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)掃討で連携したSDFを「見捨てることはない」と強調した。トルコとの関係については「とても良好だ」としながらも、「不要な戦闘はトルコの経済を破壊する」と書き込み、侵攻が一定の限度を超えたら制裁などでトルコに経済的打撃を与えると警告した。

 米ホワイトハウスの報道官は8日、トランプ氏の招待でトルコのエルドアン大統領が11月13日に訪米すると述べた。

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