米大統領選民主党候補、ウォーレン氏が世論調査支持率で初めて首位

 【ワシントン=黒瀬悦成】米政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」は8日、来年の大統領選に名乗りを上げた民主党候補の支持率に関する各種世論調査の平均でウォーレン上院議員が26・6%となり、バイデン前副大統領(26・4%)を抜いて初めて首位に立ったことを明らかにした。3位は今月初旬に心筋梗塞(こうそく)で一時入院したサンダース上院議員(14・6%)だった。

 オバマ前政権の副大統領だったバイデン氏は、知名度や長年の上院議員としての経験などから、中道穏健派の「トランプ大統領に勝てる候補」として一番人気を維持してきた。

 しかしトランプ氏は、ウクライナの検事総長がバイデン氏の息子が役員を務めていた同国の天然ガス会社を捜査していたとされる問題で、バイデン氏が検事総長の解任を同国政府に要求したと主張。バイデン氏は完全否定しているものの、トランプ氏による追及がバイデン氏の支持率に響いているのは確実だ。

 民主党は15日、中西部オハイオ州で4回目の候補者討論会を開く予定。民主党の各候補は、トランプ氏によるバイデン氏たたきについて、いわゆる「ウクライナ疑惑」で自身への矛先をかわす狙いがあるとして、バイデン氏を攻撃することは控えてきた。

 しかし、指名争いがバイデン氏とウォーレン氏の「2強」による接戦模様となる中、各候補がウクライナ問題でバイデン氏の追い落としを図る可能性も否定できない。

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