トランプ氏、ボルトン大統領補佐官を「解任」

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は10日、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を同日付で解任したとツイッターで発表した。ただ、ボルトン氏は「自らの意思で辞任した」と主張。ボルトン氏は北朝鮮やイランの核問題での強硬路線を提唱しており、トランプ氏が自身の外交方針を一層強力に打ち出し、両国への圧力が弱まる可能性もある。

 トランプ氏は「ボルトン氏には、もはや働いてもらう必要はないと昨晩伝えた。私も他の政権関係者も彼の提案の多くに強く反対してきた」と指摘。後任は「来週任命する」とした。国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表やフック・イラン担当特別代表らの名前が挙がっている。

 ただ、トランプ氏の説明に関し、ボルトン氏はツイッターで「昨夜辞任を申し出たところ、『明日話そう』と言われた」とした。米メディアによると同氏周辺はトランプ氏の説明が虚偽だと主張している。

 米メディアによるとボルトン氏は、トランプ氏がアフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンを米国に招くことに反対し、アフガン和平合意案にも否定的で、退場劇の直接のきっかけになった可能性がある。

 ボルトン氏は、前任のマクマスター氏の更迭を受けて昨年4月に就任したが、イランや北朝鮮、アフガン問題などでトランプ氏との意見対立が知られてきた。トランプ政権で国家安全保障問題担当の大統領補佐官が交代するのはボルトン氏で3人目となる。

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