北朝鮮南東部のミサイル基地に日本射程に収めるミサイル配備 米研究機関分析

 【ワシントン=黒瀬悦成】米政策研究機関「戦略国際問題研究所」(CSIS)は6日、北朝鮮南東部金泉里にある弾道ミサイル基地に、韓国全土と日本の一部を射程に収める中距離弾道ミサイル「火星9」が配備されているとする、商業衛星画像に基づく分析結果を公表した。

 この基地は、ソウルの北東約165キロの山間部に位置し、東京からは約1100キロ。1990年代から短距離弾道ミサイルが配備されていると指摘されていた。北朝鮮は基地の存在を公表していない。

 同研究所は各種報道に基づき、同基地が朝鮮半島有事の際は日本の南半分にミサイルを撃ち込む任務を主に与えられていると指摘。また、同基地に「北極星2号」(KN15)などの新型ミサイルが配備される事態となれば、日本全土や沖縄県の在日米軍基地が射程圏内に収まる可能性があるとしている。

 同研究所によれば、北朝鮮には金泉里の基地を含め、約20の未公表のミサイル基地が存在するとされ、「これらの基地は、将来の最終的かつ完全に検証可能な非核化に向け、申告と検証、解体の対象にされる必要がある」とした。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ