韓国軍が竹島上陸を公開 文政権で初、対日報復の一環

 【ソウル=桜井紀雄】韓国が不法占拠する竹島(島根県隠岐の島町)で25日に始まった韓国海軍などの合同訓練で、同国軍は、ヘリコプターで島に降り立つ部隊の写真や映像を公開した。軍の上陸訓練が公表されるのは2016年12月以来で、文在寅(ムン・ジェイン)政権では初めて。

 日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決定したのに続き、日本政府の輸出管理厳格化に対抗して強硬姿勢を示した形で、事実上の報復の一環とみられている。

 訓練は26日まで。規模が例年の2倍程度に拡大された上、名称も「独島(トクト=竹島の韓国名)防衛訓練」から日本海の韓国側呼称を冠した「東海(トンヘ)領土守護訓練」に変更された。

 日本政府は「竹島は日本固有の領土。訓練は到底受け入れられず、極めて遺憾だ」として外交ルートを通じて中止を強く求めたが、韓国側は「主権と領土を守る訓練だ」と拒否した。

 訓練には、海軍や海洋警察の艦艇約10隻や戦闘機F15Kなど陸海空軍の航空機10機が参加。今回はイージス駆逐艦「世宗大王(セジョンデワン)」も初投入された。

 訓練の名称変更について、韓国軍関係者は「特定地域だけでなく、東海のわれわれの領土を全て守るという意味が込められている」と説明。7月に竹島周辺を領空侵犯したとするロシアや、中国を牽制する狙いもあるようだ。

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