北新型ミサイル配備へ最終段階か 正恩氏視察、米韓演習に「警告」

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮中央通信は7日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が6日未明に短距離弾道ミサイルを指す「新型戦術誘導弾」による「威力示威」を視察したと報じた。金氏は、米韓軍が5日から始めた合同軍事演習に対して「警告を送る機会になるだろう」と述べ、発射が演習の中止を迫る武力示威だったことを強調した。

 北朝鮮は6日に南西部の黄海南道(ファンヘナムド)クァイル付近から日本海に向けて飛翔(ひしょう)体2発を発射。飛翔体は約450キロ飛行した。7日付党機関紙、労働新聞は、移動式発射台から打ち上がるミサイルの写真を掲載。形状からも北朝鮮がロシア製短距離弾道ミサイル「イスカンデル」をモデルに開発、5月や7月25日に発射した新型との見方が裏付けられた。

 同通信は、西部作戦飛行場から発射された戦術誘導弾2発が首都圏上空などを通過して日本海上の目標の島を精密打撃したとし、兵器体系の信頼性や実戦能力が検証されたと主張した。相次ぐ試射で精度を高め、在韓米軍などへの脅威が増したことを意味する。金氏は開発部門幹部らとの記念撮影も行っており、実戦配備に向けた最終段階に達したとの分析が出ている。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ