ヒートアップする韓国紙サイト 半導体材料の輸出管理強化めぐり5日間で100本超の出稿も

 日本政府が、半導体材料の韓国向け輸出管理を強化したことを受け、韓国紙のサイトがヒートアップしている。連日、日本語版サイトにも大量の記事を出稿。中央日報(電子版)は今月8日(月)から12日(金)までの期間、通信社発のものを含め、関係する記事を毎日20本以上アップした。5日間で軽く100本を超えるというおびただしい数の出稿だ。

 朝鮮日報(電子版)も同じ期間に輸出管理強化にまつわる記事を1日15本前後アップし続けた。日ごろから日本絡みの記事は多い傾向にあるが、輸出管理の強化が韓国に大問題であることがうかがえる。

 記事の内容はさまざまだ。当然のことながら、韓国の政治家や官僚の言葉を引用し、日本政府の対応を批判する記事があふれている。一方で、こうした事態を招いた文在寅(ムン・ジェイン)政権に矛先を向けた記事も散見される。

 中央日報は「外では克日の先頭に立つ韓国企業、中では叩かれるのに忙しかった」(9日)と題した記事の中で、「日本政府が何回も報復を予告し、日本の動きが内外のメディアだけでなく企業・専門家らから提起されていたにもかかわらず韓国政府は耳を傾けなかった」と指摘。日本企業に元徴用工への賠償を命じた韓国最高裁判決後、日本政府からの度重なる働きかけに適切な対応をしなかった不作為を批判した。

 また、同紙はこのタイミングでアフリカ諸国を歴訪した康京和(カン・ギョンファ)外交部長官について、「今、韓国外交長官がアフリカを歴訪する場合なのか」と社説を使って疑問を投げかけ、朝鮮日報は「このご時世にYOUは何しにアフリカへ?」と痛烈に皮肉った。

 韓国政府は、日本政府による半導体材料の輸出管理強化を撤回させるべく、米国に仲介役を期待し、高官を派遣した。しかし、米国の反応は鈍いようで、朝鮮日報は「米専門家の間では『今回の韓日対立は韓国が始めた』との見方が多数派」と伝え、韓国経済新聞も「韓国外交・通商ラインがワシントン訪問も…米国は仲裁しない雰囲気」と悲観的な見方を伝えた。

 変わったところでは、韓国のヒップホップグループ・防弾少年団の日本公演の様子を8日に中央日報が報じた。6、7日に大阪で行われたコンサートの盛り上がりに触れ、「日本の経済報復にもビクともしない防弾少年団…大阪も紫に染めた」との見出しを打ち、「韓日関係が冷え込んでいるが、日本ファンたちの防弾少年団への愛は沸き上がった」と伝えた。

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