中国の対米貿易14%減 上半期、全体でも2%マイナス 米中貿易摩擦が影響

 【北京=西見由章】中国税関総署が12日発表した貿易統計によると、6月の対米輸出は前年同月比7・8%減の392億ドル(約4兆2千億円)、米国からの輸入は同31・4%減の93億ドルだった。上半期(1~6月)の対米輸出は前年同期比8・1%減、輸入は同29・9%減となり、対米貿易総額は14・2%減の2583億ドル。黒字は5・2%増の1404億ドルだった。

 中国の対米貿易額は昨年7月に米中双方が第1弾の制裁関税を発動して以降、減少傾向が続いている。米中貿易協議が5月に決裂したことを受けて米側が年2千億ドル分、中国側が600億ドル分の相手国産品に対する追加関税率を最大25%に引き上げたことで、対米貿易の縮小に歯止めがかからない状態となっている。

 中国の今年上半期の世界全体の輸出と輸入を合わせた貿易総額は、前年同期比2%減の2兆1611億ドル(約234兆円)にとどまった。輸出は同0・1%減の1兆1711億ドル、輸入は同4・3%減の9899億ドル。米国との制裁関税の応酬による対米貿易の縮小が、中国の貿易全体の足を引っ張っている形だ。

 税関総署の李魁文報道官は12日記者会見し、「一国主義や保護主義の台頭により、わが国の貿易の発展は複雑で厳しい外部環境に直面している」とした上で、米中貿易摩擦が中国の貿易に「一定の圧力」をもたらしていると指摘した。一方で、その影響については「全体的にコントロール可能だ」と主張した。

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